「誰もが安心できる年金制度」を掲げて、「年金改善を求める署名」に取り組んできた
 全労連・全日本年金者組合が3月17日、衆議院第2議員会館で「3・17決起集会」を開催。

 全国から組合員103名が参加して、年金改善署名85646筆を採択し、国会へ提出しました。

主催者あいさつで秋山正臣全労連議長は、「物価高に苦しむ年金受給者の支給額引き上げ、
 署名と共に要求実現を求めていく」と表明。また高市首相の強権的な姿勢や国会運営に対し、
 「市民と共に戦争をさせない、改憲を許さない闘いが急務」と訴えました。

  
                  署名提出決起集会会場  署名数表示
 
 続いて鹿児島大学法文学部の伊藤周平教授がオンライン講演。高市内閣誕生後、異常な軍拡と
 憲法改正、アメリカ・イスラエルによるイランへの武力攻撃などを述べた上で、「膨張する防衛費   の一方、医療・介護など社会保障の歳出削減で、少子化対策へと、世代間対立を煽る形で高齢者   負担増の大合唱だ」と。しかし、「高齢者の貧困率は、一般世帯と比べて高く、特に高齢単身女性  は40%とOECD諸国で最悪。社会保障費の世代間の奪い合いではなく税金の投入、底上げが   必要」と国内外のデータを基に解説。
  
      オンラインで講演   署名を提出する秋山議長・岩崎委員長、受け取る辰巳参議院議員
   公党による医療費総額年間4兆円削減(維新)、OTC類似薬の保険給付見直し
(自・公・維新)、 また、尊厳死の法制化(国民)、終末期の延命医療費の全額自己負担化
 (参政)などの公約に、「戦慄を覚えた。深刻な人権問題ととらえるべきだと思う」と。

 さらに、将来の低年金、無年金を増大させる空洞化問題≠ネど、無年金・低年金を放置してきた  ことに、「まずは、年金給付水準の引き上げや抜本的な政策の転換が必要だ」とし、        「減らない年金の 仕組みの確立、最低保障年金の創設、積立金の計画的活用などと合わせて、   国レベルでの莫大な防衛 費削減、不公平税制改革」などを示し、「当事者として地道な運動に   はなるが展望は開ける」と激励 し終了。岩崎勇中央本部執行委員の閉会あいさつの後、      衆参国会議員に対して紹介議員の要請に巡りました。

                    (文・写真:石川元也)