めぐろ区民集会2025                                          


2025年2月22日(土)  

目黒区民センター にて



憲法を守り、平和と社会保障の充実を!と「めぐろ区民集会2025」が2月22日、目黒区民センターで開かれ、13団体が協力し、目黒支部も参加しました。

  集会は、南部合唱団のうたごえ「北国の春」でスタート。
 メインとなる講演は、「介護の実態と介護保険の問題点」として、藤原るかさん(NPOグレースケア機構所属・登録ヘルパー)を迎えてお話を聞きました。

集会後、健脚組がパレードに参加、要求実現の声をあげて歩き切りました。

 

オープニングは南部合唱団
 

社保協会長のあいさつ
 

講演:藤原るか さん
 

会場風景

まずは「介護はゆっくり、ゆったり、相手の話を聴くことが仕事」、・・・でも大変、知的ハンディがある方の水泳コーチの経験からゆっくり≠覚え、34歳の時公務員のヘルパーの道に。

当時、「在宅介護に医療がなく、主治医がいない人が山ほどいた」と言い、「入浴一つとっても、国基準を調べるとあるのは刑務所だけで・・・。今だに在宅で憲法25条の最低限度の暮らしが、実は介護保険に25年入っていても保障されていない」と指摘。「保険料を毎月払っているにも関わらず、いざ使う時に使えない。おかしいですね」とも。暮らし≠ヘ本当にシビアな話の連続でした。

介護の課題、問題も満載。まず3年1度の改定で、訪問介護が減額され、事業所の死活問題に。5年に1度の制度改正は介護度の見直しなし。軍事費同様、国会論戦抜きで閣議決定。申請主義や利用料負担の問題等々。

現在、小規模訪問介護事業所の36%が閉鎖、北海道では4割の地域で訪問介護の事業所が閉鎖に追い込まれました。

この間、ヘルパーの専門性やケア労働者の尊厳を主張し、移動や待機、キャンセルが賃金に反映されず、国相手に3名で裁判に訴え最高裁に上告して果敢に闘っています。

「このまま介護保険を認めていったらやりたくなくなる。だから辞めている。若い人も面白い仕事でないと入って来ないでしょう」と話し、最後に「介護保険の問題点を民主的に変えていく。魅力ある日本の共有できる文化だと信じたい」と語りました。

集会後、健脚組がパレードに参加、要求実現の声をあげて歩き切りました。

 
 

集会アピールの提案


閉会のあいさつ


支部からの参加者



パレード