日本高齢者大会inあいちが11月22日・23日の両日、名古屋国際会議場で開かれました。現地参加はできませんでしたが、
全体会に7名でオンライン参加。オープニングの迫力ある高六太鼓に続く300名によるうたごえは、オンラインのお陰で歌う
仲間たちの顔、顔、顔をアップで映し出し、その表情や力強さに感動でした。
来賓として、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協・東海北陸ブロック代表の金本弘さんが、新幹線で帰宅途中受賞が確認できず、
臨席の方に聞きびっくりしたと話し、「被爆者の中では私は青年、これからも体験を伝えたい」と挨拶。
メインの記念講演は、藤井克徳さん(きょうされん専務理事)です。「障害問題は高齢期問題と重なり、もっと連携し、
共通のテーマを探ること」と示した上で、自身の特別支援学校における経験、教育の場から働く場までのいわゆる運動作り、
作ることと戦うこと≠織り交ぜながら、制度改善の道に進んだことなどを紹介し、
「全盲になったころから障害問題を見る物差が出来上がって来た」とも。
テーマの中心は、国連が定めた障害者権利条約の内容を知り、日本国憲法と照らし合わせ、日本の役割と期待について思う形を
次々と語りました。また、自作の詩集の中から2つの詩を女性司会者が朗読。
最後に、「日本にはない政府から独立した国内人権機関を、障害者・子ども・女性・高齢者の4分野で組み、
取り組むことを考えてほしい。高齢者に関する権利条約も展望していこうではありませんか」と訴えました。
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